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勝つことをいったん止める!

勝つことをいったん止める! そんな方針を掲げてスタートしたゆにじゅ~☆も、たくさんの方々の支えによりもうすぐ2年を迎えようとしています。

今回は 「勝つことをいったん止める!」について、少し思いを綴ります。

それは、行き過ぎた勝利至上主義の改善と柔道の価値向上にむけた思いと自分自身への戒めであり、決して試合や競争を完全に否定するものではありません。

私自身も試合において、たくさんの経験と成長をさせてもらい、勝利による達成感や充実感を味合せてもらった幸せな一人だと思っています。 そのおかげで、指導者をさせてもらい、多くの子供たちや保護者、指導者、後援者などと出会い、たくさんの経験とともに多くの感動をもらいました。そして指導者として成長させていただいたこと、今もなお柔道に携わっていられることをとても感謝しています。

ただ、今の柔道は、競技性に偏重していて、かつての私自身もそうであったように、試合での評価は、勝つことのみ!それしか認めない現実があること。もっと憂うのは、かつての私も含め大人たちの態度。

試合は「試し合い」と書くように、それぞれの持てる心身の力や技術を出し合い、そしてルールの理解を試し、次の成長につなげる場で、たくさんの評価ポイントを設定し、しっかり認めることで自己肯定感を高め、次へのステップには何が必要なのかを考えさせる絶好の機会だと思います。

そして、柔道の理念は「精力善用」「自他共栄」「相助相譲」で・・・ それを教えるはずの私達が、ただ勝ち負けでしか評価できないのであれば、柔道が本来持つたくさんの価値を見失い、子供たちのせっかくの成長の機会を奪ってしまっているのではないかと思うのです。

「勝つことをいったん止める!」ゆにじゅ~☆の挑戦 これからも試行錯誤の連続だと思います。

でも少しずつ、確実に、親子の・・・そして我々の成長や変化につながるよう、これからも柔道のユニバーサルデザイン化に向けて一歩ずつ前進してまいります。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。